こんにちは。メドピアのお手伝いをしています @willnetです。花粉が厳しい季節みなさんいかがお過ごしでしょうか。僕は毎年レーザー治療したいな、と思っているのですが気づくともう春になっています。次回こそは…。
さて、メドピアでは毎週水曜日の11時から12時の間に社内読書会を開催しています。これは社内でなるべく多くの人が仕事上で使える知見を獲得することを目的としています。進め方は
- 予習不要
- 音読する
- キリのいいところで止めて感想を話す
という形です。詳しい内容は以前個人のブログで書いたので興味のある人は読んでみてください。
しかし読書会を定期開催するようになってから4年がすぎ、また社内のエンジニアがどんどん増えてくると「読書会をもっと改善したいな」と思うことが増えてきました。
すでに読んでしまった本は題材として扱いづらい
例えばメタプログラミングRuby 第2版は良い本なので、当然この本を題材にした読書会は開催済みです。最近入社したエンジニアにも読んで欲しいのですが、読書会はすでに開催済みのため社内にすでに読了済みの人がたくさんいて、どうしても次の題材選定の際に優先順位が下がってしまいます。
音読しづらい書籍は題材として扱いづらい
日本語訳されていない洋書は、仮にそれが良書でも音読形式で進めづらいので対象外になってしまいます。
ニッチな内容の書籍は題材として扱いづらい
読書会の効果を最大限に高めるために、どうしても最大公約数的な書籍を選びがちです。そのため、RubyやRails全般に関わる書籍、かつジュニア向けの書籍以外を選定するのが難しくなっています。
そこで読書分科会ですよ
現行の読書会は維持しつつ、ここまで出てきた問題を解決するために読書会の分科会(以降分科会)を開催しています。これは通常の読書会とは形式を変えています。
- 予習前提。予め決めておいた範囲を読んでおく
- 30分で読んだ感想を話す
これまで取り扱ったお題は次の通りです*1。
- メタプログラミングRuby 第2版
- なるほどUnixプロセス
- Working with Ruby Threads
- Working with TCP Sockets
最大公約数的な題材は通常の読書会、それ以外の題材は分科会とすることで広い範囲をカバーできているように思えます。それぞれ書いたコードを比較し合う、といった読書に限らないことを実施できるのも良い点です。
難点としては、予習前提であることから敷居が高く、脱落率も通常の読書会よりも高いことがあげられます。業務が忙しく予習する時間が取れないことがあるので、なるべく一回の範囲を狭くして、一度サボっても復帰しやすいように工夫しています。
まとめ
メドピア社内で開催している読書会と、そこから派生した分科会について紹介しました。
「どうやってエンジニアのスキルを底上げしていくと良いのか」は難しい問題です。読書会についてももっと良いやり方を模索しています。「うちはこうやっているよ!」という事例があったら教えてもらえると嬉しいです。
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*1:Working with Ruby ThreadsとWorking with TCP Socketsは現時点で購入する場所がなくなってしまっている模様です。悲しい